FAKEZ Archive
骨
私の体を支えている見えない骨
遠いあなた
おめでとう
好きじゃない
嫌いでもない
忘れながら
忘れない
どこで息をしているのか知らない
誰を愛しているのかわからない
だけどおめでとう
おめでとう
隙間
次に行くのが遅いから
この恋の終わりは
きっと致命傷
寝顔見て
どうしようって思って
泣きそうになったけど
まさかとは思ったけど
これが「引き際」ってやつなんだね
まだまだ
もっと
ふたりの隙間なんか潰しちゃおうと
はしゃいだけど
ねぇ 私上手くなったよ
あなたを困らせない さよならの仕方
糸
不幸せならばわかり易いのに
幸せはとても複雑
絡み合った絹糸 蜘蛛の糸
幸せの土台は容易くない
だから お願いだから
上澄みを舐めただけで
わかった顔をしないで
幸せの上に成り立った幸せならば
それさえも破り 撒き散らすけれど
少しでも洩らしたくない
儚い輝きに同調されるなんて
私はそこまで堕ちたのか
覗くな、と
心を
線
死に様も生き様も
見届けられないのならば
なんだって一緒
最後に映るものを私だとして
一点から私
刻み付けるものがあなただとして
形無くとも通うものが
ふたりにはない
だとするとそれは単に
視線の行き交い
オール オア ナッシング
あなたの引いたこの線は
有り難く
在り難い
奪
はじまりと終わりはいっしょ
奪ってはじまったのなら
奪われて終わる
ひととひととの関係なんて
そんなもん
なくことなんかない
だってあなたは
おなじ幸せを味わって
おなじ苦しみを
誰かに与えた
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